こんにちは。今回は当センターでの取り組みの一部をご紹介したいと思います。
当センターでは親子療育で、PECSによるコミュニケーション(やりとり)のサポートを行なっております。
言葉で自分の意思を伝えるのが苦手なお子さんでも、絵カードを使うことで自分のほしいものを伝えられることができる場合があります。このツールがPECSです。
PECSによる介入を行うことで、まず大人に対してカードを渡すと欲しいものが手に入ることや好きな遊びができることで、”人に対して発信すること、発信によって相手から反応がある(良いことがある)”という双方向のコミュニケーションを学ぶことができます。
また、ジェスチャーやサインで”ちょうだい”や”おねがい”を伝えられることは簡単に道具を使わなくても伝えられるのが良い所である反面、”何がほしいか”を伝えられないという短所があります。PECSでは”何が”を伝えやすい所がメリットです。
抽象的な大きい/小さいの概念は、理解しにくいお子さんもいます。
PECSでのコミュニケーションが上手になっていくと、例えばこのように小さいチョコ、大きいチョコを用意し、絵カードを使って大きい小さいカードを使うことができるようになり、より何が欲しいかを細かく伝えることができるようになります。
今後もいろいろな方法を取り入れながら、一人一人に合わせたオーダーメイドの支援ができるように頑張りたいと思います!
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